ダメなところもちゃんと全部書いてあったわ。書評その26「まんがトムソーヤ文庫 一握の砂」

「働けど働けど…」で有名で、大して働いていないことも周知の事実である石川啄木。この伝記を読むに至った経緯は下記の通り。以前、松尾芭蕉の伝記を読んで感動した私だが、母から心無い一言が。「伝記は人のきれいなところばかりを切り取るから当然だ」というのだ。それでは、フォローしようのない人材はどのように書かれ…