算術の基礎 野本 和幸編 土屋 俊編

<p>算術の全体系を論理学によって基礎づける「論理主義」の立場を、記号を使用せずに説明した名著。『概念記法』(本著作集第一巻)の記号表記が一般に分りにくいという批評に答えて書かれたものである。 前半では、「数とは何か」という問いに対する近世および当時の数学者・哲学者の見解に詳細な批判的吟味が加えられる。</p>…