幸せの定員 (創作小説)  ***+8***

幸せの定員(創作小説) ***+8*** 通過電車のアナウンスがあり、ホームレス風の男が電車の方を見ると、プラットホームの端に男が立っているのに気づいた。 その時間に駅を利用する乗客は勤め帰りのサラリーマンが大半である中で、その男の格好は少し目立っていた。大きく膨らんだリュックを背負ったジャージ姿だっ…