映画「波紋」 —社会問題、日常の不安と不満をためた 女性が自ら解放する奇跡の瞬間を見よ! |キネマ旬報WEB

もはやもう誰も癒やし系だなんて呼ぶことはあるまい。「かもめ食堂」や「めがね」など、どこかほっこりとした味わいが持ち味だった荻上直子監督がオリジナル脚本で紡いだ最新作「波紋」は、どす黒い毒がちりばめられたブラックユーモアたっぷりの野心作だ。ごく普通の主婦が、押し寄せるストレスの波にもまれてたどり着い…