治療論からみた退行―基底欠損の精神分析 (新装版)
本書は、力動的立場をとると否とを問わず、「境界例」をはじめ困難な精神科臨床にたずさわる人々に欠くことのできない実践的英知と心構えを示すものである。著者バリントは、欧米ではじめて土居の「甘え」理論を取りあげた学者として知られ、また内科医との共同作業による心身医学の領域でも名高い。しかし彼は1920年…