宮司掛け持ち、なんと53社「地域の神社文化守る」 担い手不足、増加傾向に 祭事への影響避けられず

 後継者不足や高齢化の問題が、地域の祭事をつかさどる神職の世界にも押し寄せている。丹波篠山市畑宮の「佐佐婆神社」の日置春雄宮司(63)は、同神社を含めて法人格のある53社を掛け持ち、「兵庫県で最も兼務の多い宮司」だ。県内では香美町でも52社を受け持つ宮司がいるなど、人口の少ない地域を中心に担い手不…