小金持泰子〜汗も涙も流さず静かに資産を増やす〜
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自分のお城に憧れた少女と失った夢
五十年前、社宅の片隅で 我ながら、つくづく業の深い女だと思う。 実家は古くて、狭くて、薄暗い社宅だった。 自分の部屋など、夢のまた夢。 そんな少女にとって、新聞の折り込みチラシに挟まれた間取り図は、 立派な「現実逃避ツール」だったのである。 お小遣いを握りしめて買ったのが、インテリア雑誌『私の部屋』。 今…