【短編小説】クレタ島の迷宮

魔法探偵とも呼ばれる探偵、諏訪部 涼魔は、今日も自分の知的好奇心を満足させる事件がないことを嘆いていた。そんな彼が興味を示したのは、帝国博物館の特別展示を知らせる新聞記事。その展示とは、クノッソス宮殿遺跡にまつわるものであった。