流体とスロースリップに駆動された能登半島群発地震―ソフトバンク独自基準点データを用いた地殻変動解析結果―

 西村卓也 防災研究所教授、平松良浩 金沢大学教授、太田雄策 東北大学准教授の研究グループは、GNSSデータの統合地殻変動解析により、石川県能登半島の北東部で発生している群発地震は大量の流体(約2,900万m3)が深さ16km程度まで上昇し、地下の断層帯内を拡散したことにより、断層帯でのスロースリップが誘発され、さ…