七十二候:第52候「霜始降」(しもはじめてふる)

「霜」は空から降ってくるというイメージを 抱きがちですが、そうではありません。 地面が放射冷却によって冷え、 その上に空気中の水蒸気が直接昇華して 氷(結晶)が出来る状態を言います。 この氷が「霜」なのです。 朝早く、うっすらと 氷の結晶を纏った草木の表面が、 朝日を浴びてキラキラと輝いている風景は 本当に…