春の野に出て「摘み草」

「摘み草」とは、春の初め頃、 春の野に出て雑菜や草花を摘むことです。 春の野で草などを摘む「摘み草」は、 古代から春の行事として親しまれてきました。 『万葉集』にも、「摘み草」の様子を詠んだ 歌が収録されています。 「春日野に 煙立つ見ゆ 娘子(をとめ)らし 春野のうはぎ 摘みて煮らしも」 春日野に煙が立って…