ローマ人の物語(6)/グラックス兄弟の改革とマリウスの登場

覇権国家ローマを蝕む歪み 歴史作家、塩野七生による大長編『ローマ人の物語』(新潮文庫)全43巻を紹介していくこのコーナー。前回までに共和政ローマは、ハンニバル・バルカ(B.C.247~B.C.183)との死闘も含め、3度に渡るポエニ戦争(B.C.264~B.C.146)を勝ち抜き、宿敵カルタゴを滅亡に追いやりました。 名実ともに地…