ローマ人の物語(12)/カエサル、帝政ローマへの布石を打つ

カエサルによる国家改造を描く 歴史作家、塩野七生による大長編『ローマ人の物語』(新潮文庫)全43巻を紹介していくこのコーナー。前巻ではガイウス・ユリウス・カエサル(B.C.100~B.C.44)が、かつての盟友グナエウス・ポンペイウス(B.C.106~B.C.48)との決戦を制し、完全にローマ世界の主導権を握りました。 今回ご…