アユタヤ 輝きの大航海時代 <トラキチ旅のエッセイ>第29話

東アジアをゆるがした豊臣秀吉の朝鮮侵攻―――文禄・慶長の役(1592~1598)。 このとき、応戦に忙しい中国・明に対し、遠いインドシナの地から、 「われらに賊どもを迎え撃つ用意あり―――」 名乗り出た国があることをご存知だろうか。 その名を「アユタヤ」という。多くの諸外国はシャムと呼んだ。今のタイ王国につ…