「パリの灯は遠く」(1976年):不条理な悲劇というが・・中年になってもカッコいいアラン・ドロンに惑わされるな

ラストで繰り返された、主人公とユダヤ人との会話で、全てが腑に落ちる。 不条理どころか、因果応報ではないか。 ナチスドイツの占領下のパリ。ユダヤ人への圧力が増していく中、窮したユダヤ人から絵を買いたたき、いい暮らしをしている美術商のクライン(アラン・ドロン)。愛人のほかに、どうやら友人の妻とも懇ろだっ…