鎌倉を涙で濡らした愛 木曽義高と大姫の秘話(鎌倉市)

大船駅東口の雑多な商店街を抜けると街は閑静な住宅街へと変わっていく。 その住宅街の先にあるのが臨済宗建長寺派の寺院である粟船山 常楽寺(ぞくせんざんじょうらくじ)であり、鎌倉時代の嘉禎3年(1237年)に北条泰時を開基としてつくられた古刹である。 質実剛健として古風な茅葺屋根の山門をくぐると、凛とした…