三浦日記
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置き去りになった粋(いき)なるもの——宮本浩次『縦横無尽』レビュー
宮本は、独歩した。これまで築き上げてきたエレファントカシマシという屋号に一旦の別れを告げ、新たな行き先で自己を表現することになった。『宮本、独歩。』、齢50を過ぎてからの挑戦であったが、いたって足取りは軽く、着の身着のまま、本能が赴くままに歩みを進めていく。時に、以前の居場所を懐かしみながら、また時…