三浦日記
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昆虫と民藝Ⅰ: イラガの繭と柳宗悦
ある冬の日。葉のすっかり落ちた満天星(ドウダン)の枝元に、小指の第一関節にも満たない大きさのものが、ちょこんと乗っかっているのを見つけた。イラガの繭だった。イラガと言えば、幼虫時代は黄緑色の鮮やかな色をしていて、体色と同じ色のスギの葉のようなトゲが伸びている。そして体の真ん中にはこれまた鮮やかなマリ…