三浦日記
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父と山に登った日のこと――鳥海山をゆく 後編
鳥海山登山は、いよいよ終盤に差し掛かってきた。相変わらず父は、平地の道を進むかの如く平然と登ってきている。上半身は無駄な肉が削ぎ落されている一方で、それを支える足腰は強靭だ。まさに、山を登るために最適化された体であるといえる。身に纏っている装備品(ギア) にも無駄がなく、新旧の代物が的確な位置と大きさ…