詩の樹の下で | [詩集] | みすず書房
「この小さな本のモチーフとなったのは、樹や林、森や山のかさなる風景に囲まれて育った幼少期の記憶だ。」福島に育った詩人にとって、そうした幸福の再確認の書となるべきものだったが、そうはならなかった。「大地震、大津波、そして原発の大事故が、この国の春の日々にすべもなくひろげてしまった...