憂国の士!カエサルと対立した小カトーの激しい生きざまについて

クラッスス兄弟の改革が失敗してからの100年間、ローマは内乱の一世紀と呼ばれる内線の時代に突入した。 第二次ポエニ戦争以降、ローマは地中海の覇権を握り、敵はいなくなったようなものだった。 人間とは不思議な生き物である。敵がいなくなると自ら敵を作り出す。 外に敵がいなくなったローマはついに、自分たちで争い…