歌人 山田航(3) 『しんくわ』 ヒーローが導いた短歌の道 - 日本経済新聞

短歌に興味を持ち始めたのは22歳くらい。寺山修司とか穂村弘のエッセーはすでに読んでいたけど、リアルタイムの短歌に関心を持ったきっかけは、新聞の現代短歌紹介の連載で取り上げられていた、しんくわ「卓球短歌カットマン」という作品だった。「しんくわ」が歌人の名前である。記事を目に止めた理由は、西尾維新の小説…