食料危機の行方(上) 農産物インフレ 出口見えず 柴田明夫 資源・食糧問題研究所代表 - 日本経済新聞
原油や穀物などの1次産品は、価格が大幅に変動しても需要・供給量ともに直ちに柔軟な変化ができないという特徴がある。それゆえ、わずかな需給バランスの崩れに対し価格が大幅に変動することから、投機の対象となる。1次産品が国際市況商品(コモディティー)といわれるゆえんだ。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、シカ…