教育格差の処方箋(下) データで実態把握・効果検証 松岡亮二・龍谷大学准教授 - 日本経済新聞

教育格差とは、子供本人が変更できない初期条件である「生まれ」により学力や最終学歴といった教育の結果に差がある傾向を意味する。日本社会における主な「生まれ」は、保護者(親)の職業、学歴、世帯収入などにより構成される出身家庭の社会経済的地位(Socioeconomic status=SES)、出身地域、性別だ。不利な「生まれ…