ヘルスリテラシーを処方箋に 中川恵一 - 日本経済新聞
「がん社会」は私の造語で、働くがん患者が増える社会を意味します。社会が成熟すれば、洋の東西を問わず、高齢化と少子化が進みます。欧米と違い、若い移民などを積極的には受け入れてこなかった日本では、高齢者が働く必要があります。そして、がんは一種の老化といえる病気ですから、働くがん患者が急増します。例えば…