「災害関連死」の議論深めて 東京都議会議員 早坂義弘 - 日本経済新聞

いのちを守ることが防災対策の最大の目的だ。こうした観点からすると4月、発生から5年を迎える熊本地震は、防災対策の常識を一変させた。2011年の東日本大震災では9割が溺死であり、1995年の阪神大震災では8割が圧死・窒息死だった。さかのぼれば1923年の関東大震災では9割が焼死だった。ところが2016年の熊本地震では圧死…