「年収の壁」で働き控え 時給3割増も年収は5%どまり - 日本経済新聞

日本の最低賃金はこの10年間で大きく上がった。消費拡大や人材を確保するために賃上げの必要性が意識されるようになったことが理由だ。2010年代半ばからは政府も最低賃金の大幅な引き上げを目標に掲げてきた。問題は最低賃金の上昇に伴って労働時間が減っていることだ。背景には「年収の壁」の存在がある。最低賃金が上が…