空と宇宙の食事の歴史物語 リチャード・フォス著 技術革新とグルメの関係 - 日本経済新聞

人は空で何を口にしてきたのか。1780年代の気球から現代の国際宇宙ステーション(ISS)まで、200年を超える変遷を明らかにする。航空技術の進化抜きには語れぬ歴史だが、技術が必ずしも食の充実にはつながっていないのが面白い。空の旅は上級階級の道楽からスタートした。本書の描写を読む限り、最も魅惑的な食事は第1次世…