給与1.8%増、実質賃金は減 昨年度、賃上げ効果そぐ - 日本経済新聞

厚生労働省が23日発表した2023年度の毎月勤労統計によると、基本給にあたる一般労働者の所定内給与が前年度比1.8%上昇した。23年の春季労使交渉(春闘)を受けて、賃金上昇が広がってきた。実質賃金は減少し、物価上昇の勢いのほうがなお強い。従業員5人以上の確報で23年度の所定内給与は月32万5504円だった。伸び率は1994…