新しい命 希望も宿す 被災地の春 3年目の船出(3) - 日本経済新聞

「ほら、おなかが大きいよ」「あっ、こっちへ来た」――。宮城県松島町にあるマリンピア松島水族館に歓声が響く。パンダのような白黒模様の「イロワケイルカ」。21歳になるメスのセーラにこの春、新しい命が宿った。5~6月に生まれる予定だ。飼育担当の獣医師、田中悠介さん(28)は「繊細な性格なので気を配ってあげなくて…