春秋 - 日本経済新聞
数年前の慶応大学法学部の入試で、国家権力の行使に対抗する手段としての市民の「抵抗権」を題材にした小論文が出題された。国を相手取った訴訟や政権批判の投票など合法的な抵抗権と、法に触れる可能性のある抵抗権を区別し、後者について受験生に考えさせた。▼具体例を交え論じよ、という。参照されるテキストは元上智大…