石毛直道(9)梅棹研究室 - 日本経済新聞

梅棹忠夫さんとは京都大の学生時代から人文科学研究所、国立民族学博物館と、半世紀以上お付き合いさせていただいた。恩師だが、京大探検部には先生の呼称を使わない伝統があるので、ここでも「さん」と呼ばせていただく。アジアやアフリカなどで探検や登山を重ね、生物学の基礎の上に動物社会学、文化人類学、情報学、比…