自由と民主の旗を振るG7がなくては - 日本経済新聞

自由経済や民主主義の旗を振り、世界を主導してきた主要7カ国(G7)が分裂の危機に立たされた。国際社会の統治に空白をもたらす深刻な事態である。カナダで8~9日に開いたG7首脳会議(シャルルボワ・サミット)は、かつてないほど紛糾した。過激な保護貿易に突き進む米国と、その撤回を迫る欧州やカナダとの亀裂が深まった…