7年目の安倍政権 国会改革の先送りは将来に禍根を残す - 日本経済新聞

国会改革は掛け声ばかりで成果が乏しい課題の代表格だろう。衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」は、2007年以降に深刻な国政の停滞と混迷の一因となった。本来ならば旧民主党幹部も政権運営を経験した今こそ、衆参両院の役割分担や議会運営のあり方を考える好機だったはずである。現在の安倍政権では、確かに日本の二院制…