自殺未遂者に潜むうつ病見抜く 救急と精神科医連携 国民病に負けるな(4) - 日本経済新聞

福岡大病院(福岡市)の救命救急センター。「痛みはどうですか」。精神神経科の衛藤暢明医師がベッドに横たわる高齢の男性に声をかけた。男性は細い声で「きついです」。飛び降り自殺を図って骨盤を複雑骨折し、運び込まれていた。うつ病だった。同病院が受け入れる年間30~70人の自殺未遂者の中には、うつ病などの精神疾…