平成財政の失敗史に思う ショック療法、現実味増す - 日本経済新聞

「平成最後の」なる枕詞(まくらことば)が乱れ飛んだ年の瀬である。今夜聞く除夜の鐘も平成最後の、には違いないが鐘の音が特別な響きをもつわけでもない。頻繁に改元された鎌倉時代、およそ150年間に使われた元号は48に及び、期間2年に満たないものが12を数えた(吉野健一ほか著「元号」)。ひるがえって明治以来のこの1…