MMTと財政改革(十字路) - 日本経済新聞

最近、MMT(Modern Monetary Theory、現代貨幣理論)という考え方を耳にすることが増えた。その趣旨は、自国通貨の発行権限を持つ政府は債務不履行に陥るリスクがないため、財政健全化が不要ということだ。総需要が不足し失業率が高い時に、公債を発行して財政出動をするという短期の経済政策はこれまでもある考え方だ。そ…