小説のオリジナリティーとは 芥川賞選評から考える - 日本経済新聞
今村夏子氏の「むらさきのスカートの女」の受賞が決まった第161回芥川賞で、候補作だった古市憲寿氏の「百の夜は跳ねて」における参考文献の扱いが選考会で議論となっていたことがわかった。同作は別の作家が2012年に発表した小説と題材や細部の描写が似ている。盗作には当たらないが、作品のオリジナリティーをめぐり選考…