奈良「茶聖」の手もみ茶 うま味香る極細の葉 - 日本経済新聞
農産物か工業製品か。お茶は様々な捉え方ができるが、人の手が生み出す最高級の「手もみ茶」は芸術品の趣だ。流通することはほぼないが、古くて新しい技法には日本茶の未来が託されているかもしれない。奈良市に現代の「茶聖」となった技術者がいる。大和茶の産地、月ケ瀬で茶農家を営む上久保淳一さん(32)。2年前、全国…