漂流する親たちの苦さ 東京芸術劇場「Le Fils 息子」 - 日本経済新聞
絆が深いがゆえに傷つけあい、傷の痛みが激しいがゆえに求め合う。せりふのひとつひとつが、胸に迫る現代フランスの家族劇だ。ともに40代の劇作家F・ゼレールと演出家L・ショラーを組ませる企画の第2回。橋爪功の名演で認知症の父を舞台化した前作に負けず劣らずの好舞台だ。両親の離婚で精神不安に陥った17歳のニコラは、…