原油の供給減、イランに穴埋め頼る市場の危うさ 編集委員 志田富雄 - 日本経済新聞

中東情勢の緊迫が原油相場を揺さぶっている。市場が神経質になる背景には、ロシアに対する経済制裁や石油輸出国機構(OPEC)プラスの協調減産、サウジアラビアの自主減産が続く中で輸出を急増させたイランが国際市場の助け舟になっている現実がある。米国の経済制裁を受けるイランが実際にどれくらいの原油を輸出している…