長期金利上昇と緩和継続を両立 これが日銀の理屈だ 編集委員 清水功哉 - 日本経済新聞

物価・賃金情勢には前向きの動きが出ているが、2%物価目標の持続的・安定的実現のメドは立っていない――。日銀は28日の金融政策決定会合でそんな判断を下しそうだ。日銀が言う「前向きの動き」とは2023年の春季労使交渉で実現した30年ぶりの高さの賃上げだ。背景には、エネルギー・原材料高による生活苦への経営者側の配慮…