衰退する日本の中間層(5) 実態は社会全体の低所得化 - 日本経済新聞

今回は、筆者が行った日本の中間層の長期的推移(2000〜15年)の検証について紹介します。中間層の定義は、等価可処分所得の中央値の75%〜200%の所得がある人々としました。15年の「国民生活基礎調査」(厚生労働省)を用いると、等価可処分所得の中央値は約245万円なので、中間層の所得域は約183万〜489万円となります。…