毎月勤労統計、実質賃金プラス定着探る 中国動向に懸念 編集委員 水野裕司 - 日本経済新聞

厚生労働省が5日発表する7月分の毎月勤労統計調査(速報)は、6月に2年3カ月ぶりにプラスに転じた実質賃金の動向が注目点だ。夏場は新年度の賃上げを実際の支給額に反映する企業が増える。「賃金と物価の好循環」に向かうか探る上で、この先の賃金の伸びはとりわけ注視する必要がある。名目賃金から物価変動の影響を除いた…