ロシア軍事侵攻の本気度 ブラフと思わせない巧妙さ 上級論説委員 坂井光 - 日本経済新聞

ロシアがウクライナへの軍事圧力を高める一方で、米国に新たな安全保障体制の条約締結を提案した。本音は交渉か、軍事侵攻か。疑心暗鬼のまま2022年を迎える。プーチン大統領の動きはよく練られたものだった。12月7日、バイデン米大統領とのオンライン会談で条約を提案すると、15日に米国側に案を提示。2日後、その内容を…