書評『ジェーンの物語』ローラ・カプラン著 中絶合法化以前の支援組織 - 日本経済新聞

「産む・産まないは女性に自己決定権がある」は、セクシュアルリプロダクティブ・ヘルス/ライツの中軸をなす考えである。だが欧米キリスト教圏では宗教的な観点から人工妊娠中絶へのタブー視も根強く、1960年代後半から70年代前半にかけてようやく合法化されるに至った。とりわけアメリカでは現在も大統領選で争点となるな…