古川日出男が初詩集「天音」 詩は永遠と接触する - 日本経済新聞

作家の古川日出男が初めて詩集を刊行した。1007行の長編詩「天音(てんおん)」(Tombac)だ。ビート感あふれる文体を駆使したり動物の視点で語ったりと、詩的感性にかねて定評がある作家だ。だが当人は「詩は書かないと決めていた」と言う。「自分は小説家としては詩を読んできたほう。ここに乗り込んでいって付け足せる…