東日本大震災から10年 海と生きる道を選んだ気仙沼の復興(前編): 巨大防潮堤と戦ったまち

あの日から10年。気仙沼市は国内外の支援を受け、計画していた復興事業の多くを終えようとしている。最初のころは「一日でも早く」「震災前よりも活気のあるまちをつくる」を合言葉にしていたが、現実は厳しかった。それでも市民の心の支えとなったのは、復興のテーマに掲げた「海と生きる」という言葉だった。津波被害を…