映画『茜色に焼かれる』:コロナで「ボロボロ」、絶望の中で石井裕也監督が見上げる空の色
コロナ禍で制作の中止や延期に追い込まれた映画は数々あるだろう。一方で、それを機に制作に踏み切った作品はほとんどないに違いない。最初の緊急事態宣言から数週間後に着想され、1年を経ずして公開を迎える『茜色に焼かれる』は、石井裕也監督が絶望的な状況の中に愛と希望を見つける渾身の一作。監督本人に思いを語って…