『メグレと若い女の死』:パトリス・ルコント監督が語る、映画作りという仕事への愛

華美な大作ではなく、職人の手仕事を思わせる逸品を世に送り出してきたフランスのパトリス・ルコント監督。半世紀近いキャリアを誇る名手が新たに挑んだのは、過去に何度も映像化されたおなじみのキャラクターの“再創出”だった。ミステリの名作に独自の視点を加え、シンプルだが味わい深い人間ドラマに仕上げた職人技が光…